バレエという芸術世界の華やかさと楽しさに魅せられた人全員に共通するのが、”踊るのが楽しい”という気持ち。
その気持ち持ち続ける為には、怪我のないダンサー生活が必須です。身体への正しい知識と理解、それに基づく強い身体作り、バレエの基礎を大切にする姿勢。
そのために必要な情報をお届けします。
前回(Part1)、私の教室の目的、私が指導する上での目的は、
「バレエを通して、(子ども)が変わること」
子どもを「変える」のではなく、子どもが自ら「変わる」こと。
毎日の生活や考え方、取り組み方が、バレエを通して(自分から)変わること。
と書きました。
であれば、バレエの上達の為に取り組む「コンディショニング」は、自分からやろうと思ってやらなければ、意味がありません。
バレエの上達の為に必要だからと、嫌々やっても、百害あって一利なし。
(言われたから)「仕方なくやる、やらなきゃ…」ではなく、
(こうなりたいから、このために自分から)「やってみよう!」を目指したい。
なので、ジュニアコンディショニングのクラスは、先ず、話を聞くことから始めます。
今の問題、悩み、変わったこと、起こったことなど。
特に、今回は子どもながらにも、怒涛のようなスケジュールの夏を乗り越え、暫しの帰省後です。
一番大きな変化は、新学年になったこと(インターナショナルの学校なので、学年が一つ上がる)。その様子や、その中での問題点について話してくれました。
生活に関する問題も幾つかありました。
こちらに関しては、改善の為に直ぐにでも実行できることを伝えました。
それをやるかどうか、またやるとして具体的に何をするかは、本人次第です。
そこを考えて欲しいし、自ら問題だと思っていることであればこそ、自ら変わろうとして欲しいのです。
そして、身体(動き)に関する悩み?として、「頭と体が上手くリンクしない」
というのがありました。
(このように、この半年くらいの間に、自分自身の問題を認識し、伝えることができるようにもなりました。これも、成長の一つの証だと思います。)
バレエに限らず、頭で分かっていても出来ないことって沢山あります。
分かっているのに出来ない。
また、何か一つに気をつけたら、別のところをすっかり忘れてしまうということも屡見られます。
例えば、ジャンプの練習。
・振りを覚え、
・音楽に合わせて跳び、
・その時、腕は柔らかく動かし、爪先はシャープに伸ばす。
これに要求されることは、
・集中力
・音楽性
・コーディネーション力
・瞬時の判断と感覚(ジャンプした瞬間に思い通りのことが出来るか)
などです。
「つま先を伸ばす」ことは出来ても、ジャンプした時に「つま先を伸ばせない」のであれば、意味がありません。
また、1番でのソッテの連続では伸ばせても、複雑なアンシェヌマンになったら伸ばせなくなったり、腕の動きが加わったら伸ばせなくなったりすることもあります。
そこで、これらの問題を解決すべく、幾つかのエクササイズを行いました。
ゴールは、全体的な身体の筋力や運動能力を高めること。
自分が今悩んでいること、困っていることを聞いて、それに対して一緒に解決策を考えるということは、(言われたから)「仕方なくやる」とはならず、(解決したいから)「やってみる」となります。
そして、これは、将来何をしたとしても無駄にはなりません。
全身を使って動くことで、コーディネーション力や瞬時の判断なども養われます。
簡単なエクササイズですが、出来ないことも沢山ありました。
でも、「出来ません!」って言いながら、さっきまでのちょっと疲れた様子はどこへやらで、
とっても楽しそう!
「もう一回やってみる!」
決められた回数を熟すのではなく、自らやってみる。
出来ないから、どうやれば出来るかを考えて、またトライしてみる。
子どもは、元気で楽しい!が一番です。
来週は学校行事でお休み。
再来週会う時には、また一回り成長していると信じて。
そして、翌日嬉しいメールがお母様から届きました。
「マイペースで、苦手なことは特に時間のかかるタイプですが、”できるだけ早く寝る約束をしたから!”と言って、めずらしく自分からテキパキと明日の学校の支度まですませていました」
問題解決の為に、早速自ら考えて行動出来たことは、とても素晴らしいことだと思います。
「教育」の目的。
知識や手法を伝えていくこと(教える)と、その人自身が成長していくことを手助けしていくこと(育てる)。
クラスの中での気づきが、毎日の生活や考え方、取り組み方に影響を与え、自分から変わることが出来た訳です。
これで、一つ、”身体的に”ではなく、”精神的に”成長できたと思います。
ちびっこダンサーのためのコンディショニングについては、直接お問合せ下さい。
E-mail:chiiho@vitaminhouse.co.jp
佐野 ちいほ
クリック!お願いします。

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「バレエを通して、(子ども)が変わること」
子どもを「変える」のではなく、子どもが自ら「変わる」こと。
毎日の生活や考え方、取り組み方が、バレエを通して(自分から)変わること。
と書きました。
であれば、バレエの上達の為に取り組む「コンディショニング」は、自分からやろうと思ってやらなければ、意味がありません。
バレエの上達の為に必要だからと、嫌々やっても、百害あって一利なし。
(言われたから)「仕方なくやる、やらなきゃ…」ではなく、
(こうなりたいから、このために自分から)「やってみよう!」を目指したい。
なので、ジュニアコンディショニングのクラスは、先ず、話を聞くことから始めます。
今の問題、悩み、変わったこと、起こったことなど。
特に、今回は子どもながらにも、怒涛のようなスケジュールの夏を乗り越え、暫しの帰省後です。
一番大きな変化は、新学年になったこと(インターナショナルの学校なので、学年が一つ上がる)。その様子や、その中での問題点について話してくれました。
生活に関する問題も幾つかありました。
こちらに関しては、改善の為に直ぐにでも実行できることを伝えました。
それをやるかどうか、またやるとして具体的に何をするかは、本人次第です。
そこを考えて欲しいし、自ら問題だと思っていることであればこそ、自ら変わろうとして欲しいのです。
そして、身体(動き)に関する悩み?として、「頭と体が上手くリンクしない」
というのがありました。
(このように、この半年くらいの間に、自分自身の問題を認識し、伝えることができるようにもなりました。これも、成長の一つの証だと思います。)
バレエに限らず、頭で分かっていても出来ないことって沢山あります。
分かっているのに出来ない。
また、何か一つに気をつけたら、別のところをすっかり忘れてしまうということも屡見られます。
例えば、ジャンプの練習。
・振りを覚え、
・音楽に合わせて跳び、
・その時、腕は柔らかく動かし、爪先はシャープに伸ばす。
これに要求されることは、
・集中力
・音楽性
・コーディネーション力
・瞬時の判断と感覚(ジャンプした瞬間に思い通りのことが出来るか)
などです。
「つま先を伸ばす」ことは出来ても、ジャンプした時に「つま先を伸ばせない」のであれば、意味がありません。
また、1番でのソッテの連続では伸ばせても、複雑なアンシェヌマンになったら伸ばせなくなったり、腕の動きが加わったら伸ばせなくなったりすることもあります。
そこで、これらの問題を解決すべく、幾つかのエクササイズを行いました。
ゴールは、全体的な身体の筋力や運動能力を高めること。
自分が今悩んでいること、困っていることを聞いて、それに対して一緒に解決策を考えるということは、(言われたから)「仕方なくやる」とはならず、(解決したいから)「やってみる」となります。
そして、これは、将来何をしたとしても無駄にはなりません。
全身を使って動くことで、コーディネーション力や瞬時の判断なども養われます。
簡単なエクササイズですが、出来ないことも沢山ありました。
でも、「出来ません!」って言いながら、さっきまでのちょっと疲れた様子はどこへやらで、
とっても楽しそう!
「もう一回やってみる!」
決められた回数を熟すのではなく、自らやってみる。
出来ないから、どうやれば出来るかを考えて、またトライしてみる。
子どもは、元気で楽しい!が一番です。
来週は学校行事でお休み。
再来週会う時には、また一回り成長していると信じて。
そして、翌日嬉しいメールがお母様から届きました。
「マイペースで、苦手なことは特に時間のかかるタイプですが、”できるだけ早く寝る約束をしたから!”と言って、めずらしく自分からテキパキと明日の学校の支度まですませていました」
問題解決の為に、早速自ら考えて行動出来たことは、とても素晴らしいことだと思います。
「教育」の目的。
知識や手法を伝えていくこと(教える)と、その人自身が成長していくことを手助けしていくこと(育てる)。
クラスの中での気づきが、毎日の生活や考え方、取り組み方に影響を与え、自分から変わることが出来た訳です。
これで、一つ、”身体的に”ではなく、”精神的に”成長できたと思います。
ちびっこダンサーのためのコンディショニングについては、直接お問合せ下さい。
E-mail:chiiho@vitaminhouse.co.jp
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