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バレエという芸術世界の華やかさと楽しさに魅せられた人全員に共通するのが、”踊るのが楽しい”という気持ち。 その気持ち持ち続ける為には、怪我のないダンサー生活が必須です。身体への正しい知識と理解、それに基づく強い身体作り、バレエの基礎を大切にする姿勢。 そのために必要な情報をお届けします。
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以下、ゴールドジム・祝日プログラムのお知らせです。
3月21日(金・祝):ゴールドジム・祝日プログラム
詳しくはこちらから。

・16時~17時:バレエの為のコンディショニング
・17時15分~18時30分:バレエ

バレエの為のコンディショニング
バレエの上達において、身体のコンディションを整え、良くすることはとても重要なことです。
人間の体は、精密機械以上に素晴らしい機能や対応能力を持ち合わせています。
ただ、その素晴らしい機能や能力をコントロールして上手く使う為には、ミリ単位の調整が必要です。
最初は少しの狂いかもしれなくても、それがやがて大きな狂いに繋がります。

例えば、身体のどこかが痛いと思いながらレッスンを続けると、その部分を庇うことで、
問題のなかったところに負担が掛かります。
また、痛みはなくても、偏った使い方をしている場合も同じです。
その結果、余計な筋肉がつき、身体にも変な癖がつき、捻れたり、バランスが崩れたりします。
そして何より、動く範囲が制限されて、身体にとっても気持ちよくありません。

しかも、怪我や痛みが原因で、偏った体の使い方をしたり、また、痛みなどはなくても間違った身体の使い方をしたことでついた変な癖や筋肉は、何もしなければ元には戻りません。
もっといえば、そういう状況でついた変な癖や筋肉は、なかなか自分では気づき難いということです。

しかし、高機能な人間の身体は、少しずつ帳尻合わせをし始めます。
でも、それにも限界があります。

そうならない為には…。

バレエの基本的な技術以前の部分で、正しく身体を使うことが大切になります。

例えば、プリエ。
プリエは、ただ膝を横にするものではありません。
タンジュも、ただ足を前や横、後ろに出せば良いのではありません。

でも、多分、多くの人は、そんなこと知ってるし、もっと色々考えてやっている!
と思っていると思います。

それで十分だと思う人は、それで良いのだと思います。

ただ、これだけ高機能な人間の身体について、まだまだ知らないことは沢山あるはずです。
今の自分に満足せず、更に知識を深め、改めて解剖学を学び、頭で理解することが大切で、
その結果、もう1つ先へ進めると思います。

だからこそ、欧米のバレエ学校では解剖学の授業があるのだと思います。

また、見えているものを単になぞってやると、実際に自分が行っているものと、
本当に正しく動けているかは、全くの別物だということも多くあります。

動いたことで、動けたことで分かった気にならず、自分の頭と体が繋がり、
自由に動けるところまで突き詰めていくことが、より上達へ結びつくと思います。

バレエの動きは、捉え方次第で全くの別物となることがあります。
クラスでも説明をしていますが、なかなか全てを伝えることは難しいです。

だからこそ、先に知識を得る為の、コンディショニングのクラスを設けています。
バレエの動きに関して、その仕組みを学ぶ時間です。

解剖学からバレエを紐解き、頭の中で動きを理解することで、より動きをクリアにしていきます。

体を見直すことは、踊りの幅を広げることに繋がります。

バレエが上達する為に、怪我をしない為に、そして、いつまでも踊り続けていく為に、
自分の身体と向き合う時間を、是非作って下さい。

バレエクラス
その後のバレエクラスでは、コンディショニングクラスでやったことを踏まえて、
それを動きに、そして踊りに繋げていく内容でレッスンを行います。

続けて参加頂くことで、より、身体の動かし方、使い方が理解できると思います。
ご興味のある方は、是非ご参加下さい。


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3回に亘り、前、横、後ろへ脚を高く上げる為のヒントを一通り説明しました。

出来る、出来ないではなく、先ず知識として頭で理解出来たでしょうか。
色々な「知識」があれば、無駄に悩み苦しむことはなくなり、時間もお金も、無駄にすることはありません。

ただ、「知識」は黙っていれば誰かが与えてくれるものではなく、欲しかったら、自分から取りに行く必要があります。
でも、必要な「知識」を取りに行くためには、先ずは自分を知り、自分のどこが駄目か、どうしてこうなるのか?と悩み、分からないと思うことが必要です。

そうやって、貪欲に求め続けていれば、知識を得たことで、もともと身体が持っていた能力が表に出てきて、突然上達したように見えたり、あ~、こういうことだったのか!と瞬間にこれまでのことと繋がる時があります。
皆さんの中にも、まだまだ自分では気づいていない、眠っている能力が沢山あります。それに、どれだけ早く気づき、それを如何に目覚めさせてあげるかが重要です。

また、バレエに限らずですが、時間をかければ上手くなる、繰り返しやれば、いつか出来るようになる、という訳ではありません(それが必要なことも勿論あります)。
そもそも、1回で、3日で出来ることに何年もかける必要がないのです。

だからこそ、知識が必要となります。が、知っただけでは知識とはいえません。
その知識を、自分のものとして、自分の身体に活かせるように役立てて行くことができて初めて知識が知識として活きるのです。

そして、その都度必要なことを行い、その都度必要な情報を少しずつ増やす。
その繰り返し。途中からにせよ、始めないと変わらないことばかりです。

今の自分は何が出来て何が出来ていないのか、先ずは、自分を把握し、必要な情報を受け取る。
但し、一度に多くの情報を受け取ろうとすると、頭が混乱するばかりではなく、自分の出来てなさに漠然と凹んだりします。

だからこそ、少しずつの積み重ね。
今、自分が出来ること、受け取れるものから始めるしかありません。

頭でっかちバレエをしたいわけではなく、思考からの解放、柵からの開放、思い込みからの開放。

最終目標は、自由に踊る!

そのための知識です。

「あ~、そういうことだったのか!」という単純な感動を、一つでも多く経験して欲しいと思います。

次回より、今回知った「知識」を、自分のものとして、自分の身体に活かせるように役立てて行く為には?ということを説明したいと思います。


クラスについて
日時:3月11日(火)
時間:13時~14時
場所:ゴールドジム原宿店


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バレエを始めた方なら誰もが憧れる永遠のテーマ…。

ジゼル第2幕の美しいグランド・アラスゴンド。
人間の体の線を最も長く見せ、数多いバレエのポーズの中でもっとも美しいといわれる、
綺麗なラインのアラベスク。

アラスゴンドは、頭より爪先が出たい!
アラベスクは、最低90度上げたい!

でも、現実は、グランバットマンでは上がるけど、キープできない。
手ばかり上がって脚は上がらない。

という方が圧倒的多数。

脚を高く上げる為には、とにかく柔軟性が必要だと思っている方は多いですが、
柔軟性だけ高めても、脚は上がりません。

が、角度の差こそありますが、理屈を知って、正しく身体を使うことが出来れば、
誰でもある程度のところまでは実現可能だと思います。

では、この脚を高く上げて、且つ、キープするためには、何が必要なのでしょうか…。
(当然答えは一つではないので、今回のことだけで上がるということではありません)

反対に、生まれつき軽々と脚が肩や頭の上まで上がる人も、今は少なくありません。
特に児童に多いと思いますが、このような人は苦労せずに脚が開いてしまう為、
知らず知らずのうちに、様々な弊害を抱えることも多いです。

脚が上がり過ぎてしまうことで引き起こされる弊害は、いずれ"弱点"や"怪我"に繋がります。
このことを理解することは、とても大切なことだと思います。

クラシック・バレエでは、体の構造的に軽やかに動けないような動作は殆どありません。
全身を伸びやかに使って、無理なく軽々と脚を上げる為に…。

次回のコンディショニングのクラスでは、このことについて少しずつ紐解いて行きます。
皆さん、このヒントはどこにあるか、考えてみて下さい。


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先日、マスターストレッチとボディーキー創始者であるピノ・カルボーネ氏のワークショップに参加しました。

彼が最初に熱く語っていたこと。
バレエに限らず、スポーツにおける怪我や慢性的なスポーツ障害は、足の土踏まずが潰れ、体重の掛かり方に偏りが生じることが最初の一歩です。

如何に土踏まずを良い状態に育てていくか、そして、立っているときに、如何に土踏まずを上げて、足裏で立っていることを自覚するか。

その為のエクササイズとしてお勧めなのが、マスターストレッチです。
世の中に、様々なエクササイズグッズがありますが、「足」に焦点を当てたものは殆どありません。

基本的に、人は足の裏が地について立ったり、歩いたりしています。

しかしながら、身体を上から下まで見渡した時、頭から足の上までは一つに繋がっているにも関わらず、「足」の部分だけが身体から一部切り離されたような状態になっていることが多いです。

何をするにしても、土台が安定してないと、幾らその上の「コア」をトレーニングして鍛えても、本当の意味でその効果を得ることは出来ません。

先ずは、しっかりした土台作りから。

ダンサーだけでなく、脚の繊細な感覚が必要なサッカー選手、アスリート、回旋系の動きが必要なゴルフやテニス、野球などのパフォーマンスアップにも効果が期待できます。
先日、丁度コンディショニングのクラスでも足を取り上げたばかりだったので、足に対する考えを更に深め、益々その重要さ、大切さを思いました。

また、常々、「開脚やストレッチは、最初にすべきものではない」と言っていますが、彼も同じことを言っていました。

「ダンサーは大きな動きを好みますが、本当の意味でのウォームアップが、どのように行われるべきかを知らない。だから、多くのダンサーが、スタジオに入るとまず足を開脚してストレッチをしようとする。これは、本来最後に来るべきものだ」と。

後は、「自分の身体と対話すること」も必要だと言っていました。

つまりは、「自分に向き合うこと」が大切だということです。
マスターストレッチのムーブメントを通じて、自分の動きを把握し、得意と苦手、出来ないことを知ることで、様々なものが見えてきます。

苦手だから、出来ないからやらないというのはそれまでですが。
苦手だから、出来ないからといって、ただ只管やり続けても、結果できるようにはなりません。

何故出来ないか?
どこが出来ないか?
どうすれば出来るか?

を常に考え、それに必要なことをする。
ただ、その時に、きちんと正しく導いてくれる人がいるかどうかも重要です。
その結果、出来るようになる。
この過程が大切だし、これこそが成長する為に必要な辿るべき道だと思います。

マスターストレッチというのは、あくまで、エクササイズのためのツールでしかありません。
このマスターストレッチを上手くコントロールできることが重要なのではなく、これらを用い、自分の身体を自分で知り、感覚を研ぎ澄まし、自分の意思で自分の身体をコントロールできるようになるかどうかが大切です。

自分の身体が、より自分の支配下に置かれること。

それが即ち、踊りにもスポーツにも、引いては、生きる上でもよりよいものに繋がると思います。

マスターストレッチには、まだまだ知らないムーブメントがありますが、それらを少しずつ吸収し、少しずつ進歩して行ければ良いと思っています。

因みに、人には絶対に分からないくらいのことですが、今回のWSでこれまで分からなかったことが幾つかクリアになりました。

こうして、少しずつ、でも、確実に進んでいる実感があります。

ダンサーだけではなく、色々な人に有効なマスターストレッチだと思います。
これからも、上手く活用できればと思います。

興味がある方は、一度体験してみて下さい。
お問い合わせは:chiiho@vitaminhouse.co.jpへ。
 
(このアドレスから返信しますので、携帯から連絡頂く場合は、必ず携帯でPCメールが受信可能なことを確認の上、ご連絡下さい。尚、1日経っても返信がない場合は、受信設定が上手く行っていない可能性がありますので、再度お問い合わせ下さい。)




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今回は、足について、取り上げました。

足の骨は、大きく、「足根骨(7個)」、「中足骨(5個)」、「趾骨(14個)」の3つに分かれています。
また、足の骨は、種子骨を加えると、全部で28個あります。

このうち、今回スポットを当てたのは、「中足骨」です。

その前に…。

皆さん、足裏にアーチはありますか?

足のアーチは、下図のように、親指側だけではなく、小指側、横と3つあり、中足骨もアーチを形作っています。
一般的に土踏まずと言えば足裏内側のアーチを指しますが前側、外側にもアーチが存在しています。

バレエでよく言われるアーチという概念は2つの方向があります。

(1)つま先から踵へかけての足長の方向へのアーチ(2つ)

・踵から親指への内側縦アーチ(足裏の内側)
・踵から小指への外側縦アーチ(足裏の外側)

これは分かりやすく、このアーチが美しいつま先を創るともいえます。

(2)親指から小指にかけての足幅の方向へのアーチ(1つ)

・MP関節に沿って広がる横アーチ

これは、外見上分かりにくく、忘れられがちですが、このアーチがあるか無いかで、
踊っている時の疲労度が全く変わります。


 


これらの2つのアーチはクロスしていますが、アーチが十字に交わることは有り得ません。
従って、本当の意味では、ドーム構造になります。
その構造が成り立っているとからこそ、横から見たときに、向こう側が見えるということになるのです。
そして、このドーム構造こそが、ジャンプなどでの着地におけるクッションになります。
このクッションがないと、色々な障害を引き起こすことになります。

正しい足のポジションとは?

正しい足のポジションとは、内踝、外踝の高さが水平で、且つ、親指の付け根、小指の付け根、踵の三点に体重が乗り、骨盤底筋を引き上げ、3つのアーチがきちんと存在している状態を言います。
この状態でルルベをすると、親指と人差し指の間辺りに体重が掛かり、縦の2つのアーチ(内側、外側)により、中足骨の部分で足がきちんと折れ、踵が足に対して、真っ直ぐ上に持ち上がった状態になります。

ルルベにおける問題点

本来、ルルベに限らず、アテールの時点で、アーチがきちんと上がっていることが重要です。
タンジュやプリエをする際にも、常に、このアーチをなくしてはいけません。
しかしながら、多くの傾向として、特に、ルルベになった際、親指の外側に体重が掛かり、踵が内側に捻れ、アーチが無くなるという状況が見受けられます。
これは、バレエのレッスンで「小指に乗らない!」「親指に体重を!」「踵を前に!」という指摘を、間違った形で実践している為だと思います。

この結果、中足骨が内側に捻れ、アーチが無くなるので、足は、ジャンプの衝撃を吸収することが出来ず、膝や股関節に負担が掛かります。

正しく中足骨を使う為に

正しく中足骨を使うためには、何よりも先ず、足の力を抜くことです。
これは足以外にもいえることですが、無駄な力は使わず、骨と骨の間に少しでも多くの隙間を作って下さい。
また、アキレス腱や指を縮めないように、足の裏の筋肉を使ってアーチを作ることが大切です。

先日のクラスでは、このアキレス腱の緊張を緩める状態を作り出すエクササイズを行いました。
なかなか一筋縄では行きませんでしたが、少しずつでも良いので、アキレス腱を緩める練習をしてみて下さい。
また、足には左右差があると思います。
右は出来ても左は出来ないなど、色々なハードルがあると思いますが、自分の足、引いては、自分の身体ですので、諦めずに頑張ってみて下さい。

コンディショニングやピラティスは、やったところで直ぐにバレエに反映されるわけではありません。
この意味、意義は、手段は何であれ、それらを通して自分に向き合うことで、自分の弱点、問題点、改善方法を知ること、そして、それを改善することで何よりも大好きなバレエに良い効果が齎されるということです。


全ては大好きなバレエの為です。


地味なものは楽しくないし、やりたくない!という気持ちも分かります。

が、自分に向き合い、どこがどうダメで、どこをどうすれば良いか、この問題点を改善する為には何をすればよいかというのを考えることで、結果的に、バレエが早く上達すると思います。

コンディショニングを、ただやるのではなく、バレエを楽しく、少しでも上手く、自由に踊るためにコンディショニングをするという風に考えてみては如何でしょうか。


 




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